ミーリングチャック
マルチロックシステムによる強力な把握力と、高速加工域でも強みを発揮するコンパクトな先端部(締め付け金具)を両立した、「本家」日研のミーリングチャック
記念タイプ
「本家」ミーリングチャック
1963年、日研ミーリングチャックの誕生によってストレートシャンク型エンドミルを把握することが可能となり、日研工作所は全世界の工業界に大きく貢献する事となりました。日々研究を続け、進化を重ねてきたその歴史は、日研の歴史そのものと言っても過言ではありません。
1963 シングルローラ・ミーリングチャック開発
1975 マルチローラ・ミーリングチャック開発
1980 OKストッパリング・ミーリングチャック開発
1983 口元締まり強化型ミーリングチャック開発
1997 記念タイプ・ミーリングチャック開発
2003 TiNスラスト型ミーリングチャック開発
2005 前面シール型ミーリングチャック開発
2012 チタン加工用X-tremeチャック開発
強力な把握力と高い耐久性を生み出すマルチローラシステム
特許方式により、一般的なローラシステムの約140%ものニードルローラが高精度・高密度に配列され、強力な把握力を生み出します。また、素材には一般的な燐青銅でなく、特殊スチールを採用することで高い耐久性を実現しています。
高剛性肉厚チャックボディとスリット効果でビビリ無しの快適切削
内部にスリットを入れ、チャックボディの肉厚を倍加させることで、切削時に発生するたわみを低減。エンドミルの抜けを防止し、ビビリ無しの快適切削が可能となっています。また、油気があると大幅に締付力が低下し、スリップを起こす危険性がある一般的なミーリングチャックに対して、日研ミーリングチャックは、スリットの効果により油気が付着していても締付力が大きく低下しません。
優れた口元締まり
仕上面粗度や刃物寿命を向上させる重要な要素は、剛性、振れ精度の高さと、優れた口元締まりです。口元から3ミリの所でも完全に締まるのは、日研ミーリングチャックだけです。
日研ミーリングチャックならではの高い振れ精度
100mm先端で5μ以内の高い振れ精度を誇ります。
優れた奥締まりも実現
日研ミーリングチャックは、口元締りだけではなく奥締まりも抜群です。大型エンドミルを把握する場合、決め手となるのは奥締まりとされますが、最新の日研ミーリングチャックではHSSエンドミルによる切削だけでなく、超硬エンドミルによる高速切削でもエンドミルの揺さぶりを抑え、静かで安定した重切削を実現しています。
ミーリングチャック・クーラントソリューション
ミーリングチャック本体とコレット、フロントナットの組み合わせにより、多彩なクーラントスルー方式に対応可能です。
★ OH(オイルホール)付き刃具か否かによって、ミーリングチャック本体、コレット、フロントナットの選定を行ってください。
★ 直付けとは、例えば内径32ミリのミーリングチャックに、32ミリシャンク径の刃具を取り付けることです。
★ 高圧センタースルー本体とは、ミーリングチャック本体のクーラント穴と刃物シャンクとの完全なシールによって、高圧クーラントを供給可能な本体仕様の事です。
小さな見直しが大きな力になる 「ミーリングチャック・サポートアクセサリ」
両手持ちハンドル「弁慶」
2本のハンドルを1つに組み合わせて、ミーリングチャックの締付金具を誰でも安全・簡単・確実に締め付け可能。段取り時間を大幅に短縮する、新しい両手持ち締付ハンドル「弁慶」